"bark on the tree"の発表以来、約4年間の構想・制作を経て遂にリリースされるコンセプトアルバム。
かつての分身を求めて惹かれ合う神話のモチーフに基づいた表題曲”アミカ"をはじめ、強く誰かを想う詩に貫かれた6曲。穏やかさが心地よい”windmill"から冷たいパーカッションが印象的な”Revolve"まで、表現の幅も押し拡げた。MVをアニメーション作家の池亜佐美とコラボレーションした"物騒な夜"や、話題のチームラボで創作活動を担う福田有希とコラボしたジャケットにも注目。

【melu:】
未だ大きな開拓可能性が広がるジャンルであるフォークトロニカ、特に日本のシーンにおいて先駆的な創作活動を行うmelu:。
その世界から紡ぎ出されるのは、古びたモノクロフィルムから再生されるノイズ混じりの短編映像のような音楽。辛抱強く定点観測するようなアルペジオに乗って、力強くも神秘的なボーカルが伸びやかに歌い、抑制と解放の交錯するノイズが広がりと奥行きを添える。魂の故郷を求めながらもここではないどこかへ駆け出したいような葛藤に通底された詩の世界は、国境を超えた普遍的心境を描く。
vocal, guitar, manipulatorという編成を基本に自由なフォーマットで楽曲を制作。音楽に限らず様々な分野の作家との共作や共演も模索中。『モナレコードのおいしいおんがく〜夢で逢いましょう〜』への"juttu"の収録や“bark on the tree”のRADIO SAKAMOTOオーディションへのノミネートなど、各方面からの注目度も高い。日本のフォークトロニカとしての先駆的な創作活動に注目したい。

【曲目リスト】
1. 物騒な夜
2. windmill
3. Revolve
4. inside my window
5. good bye
6. アミカ