奇をてらわず、良いものを受け継ぎ紡がれたメロディーは、時代が移ろうとも色褪せない。何度も聴き返したくなる楽曲とはそう言うものだとSHERIEメンバーは語る。耳に残る安定した音階と切なさを綴った詞が特徴的で、Kaz（Vo.）のハイトーンと相まって胸を締め付ける。
そんなSHERIE節を余す事無く堪能出来る待望の1stアルバム『ジェラシー』には、リードトラック「ジェラシー」、ライブでもお馴染みの代表曲「ねえ」を含む珠玉の5曲を収録。褪せないメロディーに浸って欲しい。

【アーティスト紹介】
名古屋のライブハウスを中心に活動する5人組ロックバンドSHERIE。
80年代の空気を感じさせる、起承転結のあるメロディーは、曲中で歌われる情景を容易くイメージさせる完成度である。敢えてシンプルな言葉で綴る歌詞に織り混まれた心象もまた、聴く者の共感と想像を駆り立てる。それはあたかも一斉を風靡したトレンディードラマのタイアップ曲のようでもある。「胸を締め付ける切なさ」を楽曲のカラーに据えたマイナーキーでの作風は、自分の、或いは誰かの「独り」という感情に寄り添い、メロディーであれ、歌詞であれ、必ず聴き手の記憶のどこかにリンクする。
そのある種、カタルシスとも言える心地良さを感じて欲しい。ハイトーンを得意とする 林　一基（Vo.）が作る美しいメロディー、その両脇を固める　菅野正人（Gt.）福井大輔（Gt.）による繊細なギターワーク、岩下達也（Ba.）牛山英樹（Dr.）による安定と冒険のあるリズムセクション。それらの相乗効果から生まれるサウンド。それは真にSHERIEにしか表現出来ないものであり、自らの音楽性を「Heart Rock」と称するに相応しい。

【曲目リスト】
1. ジェラシー
2. ねえ
3. Too Late
4. でも逢いたくて
5. 他の誰でも