表紙の女性は、白い肌と美しい黒髪。
紅に染まった唇が何かを語ろうとしている。優しい顔の裏には、もう一つの顔。
裏表紙の女性には華と強さ。
ときめきながらこのアルバムを開いた女達は、それから何を語り始めるのでしょう？

詩と篠原京子イラストの中に、いつの間にか好きな自分を見出し、そこに何かを投影している女達がいるかもしれません。

【アーティスト紹介】
あの頃の長崎。
さだまさし氏の音楽に憧れ、氏の行きつけのケ―キ喫茶店(メルヘン)に通いつめていた一人の中学生がいました。
ある日の奇跡的な出会い。気さくだった氏は、その中学生と一緒に歌い、さらに自宅に招いて詞と曲の作り方を教えてくれたのです。
たまたま横にあった地方新聞に「オランダ坂」の記事。最初にタイトルを決めた氏は、迷う事なく白い紙に詞を書き始め、ギターを手にメロディーを口ずさみます。そう、あの名曲「絵はがき坂」です！
その日の感動は、奈良崎のそれからの音楽人生を支え続けてきたはずです。
たとえば「哀しみのActress」で歌っているように、たった４分間の芝居を演じながら・・

YAMAHA「ポプコン」コカ・コーラ「フレコン」で多数の受賞歴を持ち、福岡天神GSパブ「ウィンディ」でベーシストとして活躍中。
この作品集は、密やかな「愛」と深い「情」を、「あの頃」の懐かしい風景の中で想い出させてくれます。

【曲目リスト】
1. 博多思いで通り
2. 哀しみのActress
3. HERO OF THE GREEN
4. SA・MU・RA・I
5. 泣かない約束
6. SHI・NI・GA・MI
7. 白い奇跡