1979年自主制作ＬＰからのＣＤ化。
「謙遜気味なタイトルだが、この作品の素晴らしさといったらどうだ。
ギターかピアノと歌だけの最小限の弾き語り。
世界中にこのスタイルの作品は多数存在するが、アレンジに逃げ場がないため、
楽曲、演奏、歌、全てが素晴らしくないと隙が生じてしまい聴くに堪えない作品も多々ある。近嵐氏の歌は、演奏力は必要最低限、歌も上手くはない、が声に艶があり、楽曲のセンスも素晴らしく、またそのタイトルからも読み取れる控えめで実直な人柄が作品から滲み出ており、繰り返しの鑑賞に堪える不思議な魅力を持っている。」

（ブランコレーベル　和ンダーグラウンドレコードガイドブック　より抜粋）

【アーティスト紹介】
近嵐氏は高校生の頃から作曲に興味を持ち、簡単にギターでコードをつま弾くところから始めたことが原点である。
「こんなもんですけど」に収録されている楽曲は1975年から1979年頃に作曲された曲が
ほとんどで、友人である小島新平氏、またその友人の林真喜子氏からの詩の提供もあってアルバムを完成。
作曲作品の所有は他にもあるそうだが、ＬＰ制作以降アーティスト活動は行っていない。

【曲目リスト】
1. 流れに
2. 失われた世界に
3. 小春日和の午後の事
4. 遅すぎた贈り物
5. あなたからの手紙
6. 五月の空へ飛んでいけ
7. おやすみなさい
8. 朝焼け
9. ウエディングソングPARTI
10. 含羞草の歌
11. 夢陽炎
12. ウエディングソングPARTII